株式会社MGAAIコラム
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第1話幹読了5分

AIを何だと思えばいいか

覚えるのは、この一文だけ。

新人 異常に読んでいる 異常に速い 記憶がない 責任を取らない → だから毎回、前提を言う → だから出てきたものを確かめる → だから下書きは任せられる → だから何度でもやり直せる AIとは、こういう相手
図1 AIの像。左の2つが「任せられる理由」、右の2つが「人が見る理由」。

AIの説明を聞いても使えるようにならない人が多いのは、機能を知らないからではありません。「相手を何だと思って接すればいいか」⁠が決まっていないからです。だからこの研修では、最初に一つだけ決めます。

AIは「異常に本を読んでいて、異常に仕事が速い。ただし記憶がなく、責任も取らない新人」⁠です。

この一文を持っていると、あとで出てくる疑問のほとんどに、自分で答えが出せます。

なぜ毎回、前提を言わないといけないのか。記憶がないからです。昨日頼んだことも、あなたが誰かも、この会社が電話を受ける仕事だということも、言わなければ知りません。

なぜ、もっともらしい嘘を言うのか。責任を取らないからです。分からないときも「分かりません」⁠とは言わず、それらしい文章を作ります。新人が知ったかぶりをするのと同じで、悪気はありません。ただし、悪気がなくても間違いは間違いです。

なぜ、出てきたものを必ず確かめるのか。新人の仕事は上司が見るからです。速くて読書量が多いから、下書きは任せられる。でもお客様に届く前には、必ず人が読む。ここは絶対に省きません。

逆に言えば、あなたが新人に頼むときにやっていることを、そのままやればいいのです。何のためか、材料は何か、どんな形で欲しいかを言う。出てきたものを読んで、違えばどこが違うか伝える。慣れてきたら、お手本を一つ渡す。これだけです。この会社で人に仕事を教えてきた人ほど、AIの使い方はうまい。

画面の見た目も、製品の名前も、これから何度も変わります。でもこの「新人の像」⁠は変わりません。覚えるのはこれ一つで十分で、あとは慣れです。

3行まとめ

  1. AIは「博識で速いが、記憶がなく責任を取らない新人」。
  2. 前提を言う、確かめる、直させる。新人に頼むのと同じ動作。
  3. 製品は変わっても、この見方は変わらない。

今日やること1つ

今日、誰かに何かを頼むとき、「何のため・材料・欲しい形」⁠の3つを言ってから頼んでみる。AIに頼むときと、まったく同じ動作です。

スマホのブラウザで音声再生。もう一度押すと止まります。
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