株式会社MGAAIコラム
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第2話幹読了5分

生成AIとは何か

「次の言葉を当て続ける機械」。仕組みはこれだけ知っていれば足りる。

あなたが書いた前半 「いつもお世話に AIが当てる「続き」の候補 なっております 86% なります 9% なっていて 3% … 2% これを1語ずつ、 何千回も繰り返して 文章ができる。 選ぶ基準は「正しさ」ではなく「続きやすさ」
図2 生成AIの中身。前半はあなたが書き、続きをAIが当てる。数字は説明用の例。

第1話で「新人」⁠と呼びましたが、中身は人ではありません。仕組みを一つだけ知っておくと、なぜ得意と不得意があるのかが腑に落ちます。

生成AIは、「次に来そうな言葉を当て続ける機械」⁠です。

「いつもお世話に」⁠と来れば「なっております」⁠と続きやすい。「ご連絡」⁠と来れば「ありがとうございます」。こういう「続きやすさ」⁠を、世界中の膨大な文章から学んでいます。文章を作るときは、この当てっこを1語ずつ、何千回も繰り返しているだけです。

これだけで、3つのことが説明できます。

一つ目、文章が上手い理由。世の中の文章の形を大量に見ているので、敬語も、要約も、翻訳も、「よくある形」⁠に整えるのが得意です。ビジネスメールの型なら、社内の誰より多く読んでいます。

二つ目、嘘をつく理由。当てているのは「続きやすい言葉」⁠であって、「正しい言葉」⁠ではありません。存在しない会社名でも、違う日付でも、文として自然なら平気で出てきます。事実を調べて答えているのではなく、それらしく続けているだけです。だから確かめが要る。第1話の「責任を取らない」⁠の正体がこれです。

三つ目、頼み方で答えが変わる理由。あなたが書いた文が「前半」⁠で、AIはその「続き」⁠を当てます。前半が曖昧なら、続きも曖昧になる。前半に材料と条件が入っていれば、続きも具体的になる。「休みの案内を書いて」⁠と「夏期休暇の案内。8月13日から16日まで休業。緊急は夜間窓口へ。取引先向け、200字」⁠では、後半の質がまるで違います。

「賢い」⁠とも「馬鹿」⁠とも思わないでください。ものすごく読んでいて、ものすごく速く、続きを当てる機械。それだけです。それだけのものが、使い方次第で仕事を大きく変えます。

3行まとめ

  1. 生成AIは「次の言葉を当て続ける機械」。
  2. 選ぶ基準は正しさではなく続きやすさ。だから嘘も出る。
  3. あなたの文が前半、AIの答えが後半。前半で後半が決まる。

今日やること1つ

スマホで使えるAI(どれでも可)⁠に、同じ頼み事を「短い一言」⁠と「材料付き」⁠の2通りで頼んで、答えの違いを見る。まだ入れていない人は第16話まで待ってかまいません。

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