頭の中を整理するときは箇条書きが速く、人に渡すときは文章の方が伝わる。この変換を、AIに任せます。「箇条書きにして」「文章にして」の一言です。
実際の使い方は、こうです。お客様に送るお詫びのメールを書くとき、いきなり文章を書こうとして止まる。代わりに、言いたいことを箇条書きで5つ書く。「昨日の対応が遅れた」「原因は連絡の行き違い」「再発防止に確認手順を追加」「ご迷惑をおかけした」「今後もよろしく」。これをAIに渡して「お客様向けの丁寧な文章にして」。文章が返ってきたら、第19話の「変えた箇所」ならぬ「足された箇所」を見て、事実が増えていないか確かめる。
逆方向は、読むときに使います。長い文章のメールを「箇条書きにして」。第21話の要約と似ていますが、要約は削るのに対し、箇条書きは削らずに形だけ変える。全部読みたいが読みにくい、というときはこちらです。
この「箇条書きで考え、文章にして渡す」は、書くのが苦手な人ほど効きます。文章を書く力は要らなくなり、言いたいことを並べる力だけが要る。並べるのは、仕事が分かっている人ほど得意です。