「AIで何ができますか」と聞く人は、たいてい使えるようになりません。「この工程はAIに渡せますか」と聞く人は、使えるようになります。違いは、仕事を工程に切っているかどうかです。
手順は3つ。一つ目、仕事を工程に切る。伝言対応なら、受ける、聞き取る、メモする、整える、報告文にする、記録する。5つから6つに切れれば十分で、それ以上細かくしなくていい。
二つ目、各工程に「形を整える」か「事実・判断」かの印をつける。第3話の通り、形を整える工程はAIの得意分野です。受ける、聞き取るは人。メモするも人(事実はあなたが持つ)。整える、報告文にするは形を整える工程なので、AIの候補になります。
三つ目、渡す工程の入口と出口を決める。何を入れると何が出てくるか。「伏せ字にした伝言メモを入れると、相手が読みやすい3行の伝言が出てくる」。これが決まれば、第9話の型がそのまま書けます。
この分解ができる人は、人に仕事を任せられる人と同じです。丸ごと渡すのではなく、切って渡す。切り方が上手い人ほど、AIから良いものが返ってきます。
第3部(第41話以降)は、当社の仕事をこの手順で分解した結果を、一つずつ回にしたものです。そこまで行けば、自分で分解しなくても使える回がそろっています。でも、自分の仕事を一度自分で切っておくと、第3部の読み方が変わります。