第1部の15話を、3つのルールにまとめます。AIに何かを頼む前に、この3つだけ思い出してください。
一つ目、伏せる。渡す前に、社名・人名・番号を記号にする(第5話、第6話)。入れてはいけないものは、伏せても入れない。個人のアカウントに業務の情報を入れない(第12話)。
二つ目、確かめる。出てきたものの、固有名詞・数字・日付・断定を見る(第4話、第7話)。根拠を出させて開く、新しい会話で聞き直す、一点だけ検算する。作らせる1分、確かめる3分。
三つ目、最後は人。お客様に届くもの、判断、約束、責任は人が持つ(第3話、第13話)。AIは下書きまで。送るボタンを押すのは、いつでも人です。
この3つが守れていれば、あとは何をやっても大丈夫です。失敗しても、第14話の3つのどれかに当てはまるだけで、会社の信用に関わる事故にはなりません。逆に、この3つを外すと、どんなに上手に使えても事故になります。
ここまでで、AIを何だと思えばいいか(新人)、中身は何か(続きを当てる機械)、何が得意で何が苦手か(形を整える/事実と判断)、どう頼むか(目的・材料・形式)、どう仕事を切るか(工程)、が揃いました。第2部からは、実際に触ります。スマホに入れて、話しかけるところからです。
第1部は、慣れたころにもう一度読んでください。第14話の通り、失敗は慣れたころに起きます。